海の生き物から役に立ちそうな化合物を探す中で、たくさんの変わった分子構造の化合物が見つかりました。その中でも、長い一本の炭素鎖をもつ、生体高分子ではない分子としてはとてもサイズの大きなポリケチド化合物がたくさん見つかっているのが特徴的です。
ここは、そんなポリケチド化合物(ポリオール化合物や梯子状ポリエーテル化合物など)の情報をメモしておくためのサイトです。
コロナ禍で人が集まれなくなったりした頃、オンラインでの講演や学会、面接などが増えました。学会などの、直接人と会って話をしたりするのが効果的なものは、元の様式に戻ったものが多いですが、講演会など一部のものは今でもオンラインで行われ続けているものがありますね。もともとそのような講演を聴きに行く機会が少なかったり遠方への移動が必要だったりした者には、オンライン〇〇が一過性のもので終わらなくてありがたい限りです。
特に、化学の分野だと、Chem-StationさんのケムステVシンポは、各分野の最前線で活躍する方の話を供給してもらえるので、毎回楽しみにしています。天然物化学分野は、代表の山口先生が元々その方面の出でもあるためか、何度もシンポジウムのテーマとして取り上げられており、本投稿の翌日も分野を代表する先生方の講演が予定されています。天然物合成はここ数十年で、合成自体が評価される時代から何を合成してどのような研究に進むのかが大事な時代に変化してきましたので、その中で先頭を走ってきた先生方の話をオンラインで比較的容易に聴くことができる機会を得られる、これも時代の変化を感じられて良いですね。
